今回のブログも前回に引き続き、鈴木三月/Yayoi SUZUKI(TOYO JAPAN Executive Adviser)が担当します。

こんにちは。本当に日本の夏は蒸し暑いですね。台風の被害も多く、被災されている地域の方々の事を想うと心がとても痛みます。心よりお見舞い申し上げます。

今回は、中山シェフのこの夏の来日イベント第一弾として開催された、『TOYO×鈴木五郎』陶芸家の鈴木五郎先生のディナープレートとパリで活躍中のTOYO RESTAURANTオーナーシェフ中山豊光氏の創り出す料理の出逢いと題されたイベントが先週の2日・3日とメナード青山リゾートにあるレストラン『ラ グラース』で開催されました。

メナード青山リゾートは、三重県伊賀市・青山高原の中に位置する、総合リラクゼーションリゾートです。宿泊施設はもちろん、温泉、エステ、ビューティ&ヘルシープログラム、ゴルフ場、ハーブガーデン、創作体験施設など、豊富な施設を揃え、最高のリラクゼーションを提供しています。
https://www.menard.co.jp/resort/

 

 

鈴木五郎先生のお皿がテーブルに並べられ、お客様をお招きする。その作品の迫力が空間の中で調和している。自然光が入る透明感溢れるレストランに入るとそこはまるで美術館の様でもあった。ウェルカムドリンクを片手に、テーブルの上に並べられた作品を拝見しながら、創り手の熱い想いを感じる。

今回の食材の中で、注目したいのは、三重と敷地内で収穫された素材。その日の朝に採れた新鮮なハーブや野菜・地の食材を駆使して創られた料理一品一品は、素材を重視し、お客さまにその素材の味わいが伝わるやさしく且つ繊細なものでした。

鈴木五郎先生の作品を拝見した後、いよいよ食事スタート❣。 私的には久々のシェフの料理♡。 一皿一皿にシェフの想いが込められた自然を味覚で感じる料理の数々…。

テーブルには、MENUが置かれ、それを見つつシェフの料理をイメージする。 そんな時間もとても心地よい時間…。ガラス越しにお庭を見ると色々なグリーンの色が景色を更に美しくしている。まるで生きた絵画の様…。

まずアミューズが運ばれてきた。伊勢産アオサを使った米チップスとマスカルポーネチーズの泡。米チップスとチーズの泡のとても繊細な食感。里芋と熟成ミモレット、イチゴと フェッタチーズのアミューズも一口サイズなので、口の中で食感と風味が重なりとても美味しい。伊勢産赤イカとパプリカのミルフィーユ 敷地で朝採れたラベンダーブロシェット。伊勢うまし豚など。一つ一つのアミューズの素材を楽しみながら美味しくいただく。

メナード青山リゾートのパン工房特製のバゲットとブルターニュ地方の手作りバターも超美味しい。そして、次に豆乳のフランキャビア添え。お客様から美味しい❣美味しい❣の声が。人を笑顔にする料理を実感。

次はドゥジェーム。黄トマトの冷静スープ オマールブルーと採りたての夏野菜(アイスプラント・ミントの花・パイナップルミント・ラディッシュ・インゲン・ピーマン等)。黄トマトの甘味と夏野菜の主張が口の中でお互いの旨味を醸し出している。

ポワソンは三重県産の黒アワビとフランス産ボルディエバターソース。カラスミと採れたてのトウモロコシとLED野菜が添えられている(LED野菜 芯レタス・クレソン・ 空心菜)。

そしてヴィアンド。こちらも三重県松坂牛フィレ肉。熟成アンチョビソース 自家農園香草と一緒に。(自家農園香草 からし菜・ドクダミ・マジョラム・青しそ・デトロイト・スギ菜・セルバチコ・アマランサス等)。とにかく牛フィレの柔らかい食感と香草の香りを楽しむ逸品でした。*下記の写真は、私用のポーション。私があまり量を食べられないので、 シェフの粋な計らいで、フィレ肉の量を少なくしてくれました。皆さんはもう少し多かったですよ(^^♪。

デセールは、フルーツサラダをベルベンヌのジュレとともにいただく。(名張産デラウエア・ブラックブルーベリー・フランボアーズ・パッションフルーツ・キウイ・無花果・レモンバーベナ)。爽やかなデザート(^^♪。

そして、金柑茶。金柑の甘味が程よくとてもさっぱりとしたお茶で料理の〆。全て最高に美味しかった(^^)/。

季節を感じさせる新鮮な食材とその素材の旨みを最大限に活かす事への強い拘り。 フレンチの影響を受けた和食をフレンチスタイルで提供する「Restaurant TOYO」は、日本の懐石料理の美意識が存在すると実感。

中山シェフの料理は西洋と東洋の融合と調和を感じさせてくれた。 中山シェフ美味しい一時をありがとうございました。 そして日本でのコラボはまだまだ続くので、体調には気を付けて下さいね。

鈴木三月