Restaurant TOYOへの訪問は、一年ぶり
この一年間、中山シェフとの今後の取り組みにおいて、密なコミュニケーションを取りながら、日々会社設立の準備や業務に追われていました。実際には労力もあったのだろうが、それさえも新たな事への期待が気持ちの中で優先し、あっという間の一年が経った。そしてその月日を感じない再訪となった。

常に、この事業を成功させる為、ビジネスがどうあるべきか?が念頭にあり、時には悩み、 時にはエキサイティングの繰り返しの毎日だった様な気がする。そして又、何よりもこの一年の間、多くの出会いがありました。 そんな月日を経て、今回訪問したのは、Restaurant TOYOプロデュースの新店舗Mezancへの訪問と、フランスに研修として3月から送り込んだ大森シェフとのミーティングが主な目的でした。

パリには、僕自身、前職での赴任で1年半滞在した経緯もあって、良くも悪くもパリの事は僕なりに少しは理解していると思っています。美しい歴史のある街並みと景観。又実際に生活をした中での不便さも実はあったり…。でも、パリは美食の街。朝のBoulangerie で焼き立てのバゲットに塩なしバターをつけて食べる素朴でそして素材の美味しさ等…。その当時の記憶がふと蘇ってくる。 パリへのフライトの長さは、何故か?緊張感が高まる。それは僕にとって、パリに行くといくプロローグ的な中で色々な想いが込められている事なのだと…。

ベンチャー企業を経営する事。それはある意味日々心配の塊でもある。色々な想いが長時間のフライト中、堂々巡りする事もある。

新店舗Mezancへの訪問
Mezancは、今年5月にOpenしたばかりのパリのレストラン。Restaurant TOYOがプロデュースをしている事で、中山シェフの感性や想いがそのベースとなっている。

Restaurant TOYO開業時からのお付き合いの肉屋のブリス氏が取り扱う
https://www.youtube.com/watch?v=bVv7wxkdTw8&feature=youtu.be
Mezancという地方で、昔ながらの肥育をした牛と、

日本人で、もっともボルドーワインに心底力を入れているボルドーワイン専門商社アストル社(本社:東京神田 井田社長)
http://www.sa-astre.com/ が運営しているボルドーにあるレストランL’EXQUISとのコラボレーションとなっている。
http://www.restaurantlexquisbordeaux.fr/
*注)Mezancの様子は、Restaurant TOYOのフェイスブックページでも何度も紹介されています。
https://www.facebook.com/RestaurantToyo/?fref=ts
ビジネス・ミーティング
パリでは、普段なかなかお互い顔を突き合わせて出来ない関係者とのミーティングを行い、内容の濃い十分な討議をする事が出来ました。ビジネスに悩みは尽きない。現状を何度も確認し、課題を出し、それを克服する。この繰り返しこそが、新たなる可能性を見出す事だと考えます。

Restaurant TOYO
今回の再訪は、強行弾丸ツアーであったので、Restaurant TOYOのディナーに辿りついたのは、何と日本に帰国前の最後の夜でした。何度も来ているお店なのですが、今回は違った緊張感や想いをもっての訪問になりました。

一年ぶりのRestaurant TOYOの食事は、自身の心の鬱憤を晴らすような素晴らしさ。カウンターから出される料理は、何とも言えず絶妙なタイミング。無駄な味付けを感じず、素材の掛け合わせが中山シェフの感性で一品一品表現されている。

中山シェフの横で、大森シェフはカウンターに入り、慣れないフランス語での接客をしていたが、その立ち振る舞いからは、お客さまへのホスピタリティーさえ感じられました。彼は、実家に家族をおいて、東京に単身で上京し、そして今パリのRestaurant TOYO で働き、中山シェフの食に対する考え方、そして想いを肌で感じ吸収しているのだと思います。


今後皆さまにもご紹介させていただくプロジェクトがあり、それに向かいRestaurant TOYOは、多くの関係者のお力添えで成り立っております。


そんな大森シェフは、厳しく優しい中山シェフの元で、何だかんだ言っても、笑顔を絶やさず?頑張っているのだと思いました。 一年ぶりのRestaurant TOYO、メンバーとの再会、大森シェフの様子を垣間見る事が出来、彼の真剣な眼差しから新たなパワーをもらえたそんな出張でした。Bravo Restaurant TOYO!!!

阿部洋介